髪の毛はなぜ痛む?4つの原因と5つの対処法

髪を痛める4つの原因

原因1:摩擦によるダメージ                                       キューティクルが剥がれるダメージの多くは、日々の摩擦にあると言われます。例えばシャンプーのときにゴシゴシと強くこすってしまうのもダメージの原因に。髪の毛のキューティクルは、濡れると開く性質を持っています。そのため、キューティクルが開いた状態で髪に摩擦を加えると傷つく原因になります。シャンプーは手のひらで泡立てた上で髪に乗せて地肌に揉みこむようにしながら洗いましょう。また、ブローやブラッシングを雑に行ってしますのもNGです。強く髪を引っ張らず、丁寧に優しくブラシや櫛をを動かしましょう。

原因2:熱によるダメージ                                               キューティクルは、熱にも弱い性質があります。そのため、高温のヘアアイロンを使ったり、長時間ドライヤーをかけるのもダメージの原因になります。ヘアアイロンやドライヤーを使う際は、あまり高温にしすぎないよう、注意しましょう。特にヘアアイロンを利用する際は、髪が乾いた状態で行うことを心がけて下さい。また、熱を与えまいと髪を自然乾燥させるのはNG。濡れた状態で受ける摩擦の方が、ドライヤーによる熱よりも髪へのダメージが大きいからです。

原因3:カラーによるダメージ                                                     カラーリングやブリーチも髪を傷める原因になります。実はカラー剤やブリーチには、キューティクルを剥がす薬剤が含まれています。それは成分をキューティクルの内側にあるコルテックスまで浸透させるため。髪の約90%を占めるコルテックスには、髪の毛の色を左右するメラミン色素が含まれています。カラーやブリーチは、そのメラミン色素を染めたり分解したりすることで髪色を変化させます。そのためキューティクルを剥がす必要があり、結果として髪が傷んでしまうんです。

原因4:髪が乾燥している場合                                                    髪のキューテクルが開いたままだと水分はどんどん蒸発してしまいます。結果、髪の乾燥によるダメージにつながることも。乾燥する原因は、先述のように、摩擦や熱の他、紫外線、生活習慣の乱れによるケースもあります。

5つの対処法

傷んだ髪への対処法1:補修成分のあるシャンプーやトリートメントを使う                               傷んでしまった髪をサラサラな状態に近づけるには、傷んだ部分を補修することが重要です。髪がそれほど強くなければ、日々のシャンプーの工夫で内部から補修できます。おすすめは、「アミノ酸系」のシャンプーです。アミノ酸系のシャンプーは、マイルドな洗い上がりで潤いも補充してくれるのが特徴です。

傷んだ髪への対処法2:濡れた髪はすぐ乾かす                                         キューテクルは水分を含むことで開き、その状態が長く続くと乾燥して傷んでしまいます。そのため、シャンプーやトリートメントの後は、しっかり髪を乾かすことが重要です。髪とドライヤーの距離は20cm程度に維持しながら短時間で髪を乾かしていきます。根元を中心にドライヤーをあてると乾きやすくなります。

傷んだ髪への対処法3:髪に対しての摩擦を避ける                                      キューテクルの表面が整えば、ある程度はパサつきが気にならない髪に近づけます。そのため、暮らしの中でもできるだけ髪に対しての摩擦を避けることが重要です。まずは、摩擦を生み出すことを避けましょう。シャンプーをするときはゴシゴシとこすらず、なるべく丁寧に行うことが重要。また、ブラッシング時に無理にとかすのもNG。寝ぐせやうねりを取ろうと強引にとかそうとすると、どうしても髪が傷んでしまいます。寝ぐせを直すときは、寝ぐせ直しウォーターや水を利用して、やさしくブラッシングしましょう。

傷んだ髪への対処法4:スタイリング剤で髪を守る                                     乾燥や熱ダメージから髪を守りたいときは、ヘアオイルなどで髪をコーティングするのもOK。補修成分が入ったアイテムなら、髪を守るだけでなく補修効果も期待できます。ご自身の髪質や髪の状態に合わせてヘアオイルやヘアバーム、シアバターなどを使い分けるのがGOOD。また、ヘアオイルなどは普段のスタイリング剤としても使えるアイテム。

傷んだ髪への対処法5:アイロンの頻度を下げる                                        アイロンでの熱ダメージを避けるためには、パーマや縮毛矯正をかけるのも一考です。毎日のアイロンよりもダメージが減る場合もあるため、選択肢の一つに入れてみるのもOK。特にひどいくせ毛に悩んでいる方には、おすすめです。

先述の通り、いったん傷んでしまった髪の毛は、もう元には戻りません。ならば思い切って髪をカットし、改めて伸ばしていくのもおすすめです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次